ホラー
2005年11月05日
GOTH(再読)
昨日紹介した野ブタ。をプロデュースを読んだら、読みたくなたので再読&再紹介です。
全然つながりないじゃん!って言われそうですがびわ子的にはあったんです。
それは主人公の男の子が似ている!
「野ブタ。を〜」の修二も「GOTH」の男の子も自分の本当の姿を隠して生活している点。
社会生活を円滑にしていく上では必要だからという理由で。
さて、この2人どっちが名優だったかはご自分で読んで確かめてください(^^)
2005年10月31日
親指さがし
親指さがし
ちょっとやっちゃた1冊です。あっ、でもいい意味でです。
基本的にはホラーわ苦手なんですが、つい本屋で平積みになってたので買っちゃいました。
内容は…怖い(>*<)の一言です。リングなどと似た怖さです。
この本は本棚の隅に封印です。
それ位よくできた作品です。
2005年10月17日
乙一さん!
平面いぬ。
久々の乙一さんですー。
短編4つの嬉しい1冊です。
びわ子的には「BLUE」が一番好きでした。
不思議な骨董屋さんで手に入れたすばらしい布で作ったぬいぐるみたち。
王女、王子、騎士、白馬そしてあまり布でできた不恰好なBLUE。
そのすばらしい布で作った人形達は自分達で動き始めた!
ある女の子の家にもらわれていった5体だったが、
1人不恰好なBLUEは…。
どんなに外見がよくっても性格が悪い人とは付き合いたくない。
人間も外見じゃなくって中身だよ!って分かりきってる事を教えられた。あまりに当たり前なことだからうるさいよって言いそうだけど、切ない気持ちがそれをすんなりと受け止めさせられてしまった。
やっぱり乙一さんの文章って素敵だと思う。
他の3作品も心に切なさが残る作品で、お気に入りの1冊になりました。
2005年09月02日
ものいふ髑髏
ものいふ髑髏
短編集です。
「夜の訪問者」…怖いというよりちょっと切ない感じです。
「二本脚の猫」…予想していた通りの結末。
「抱き合い心中」…これは怖かったです。人の思いって残りますね。
「暗闇の中の小指」…ちょっと不思議さが残ります。
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もうそろそろ肌寒い季節になってきたので、通勤中にホラーを読むのはやめようかと思います。寒いのに背中ゾクゾクは温まる方法がありません。
2005年09月01日
今日も乙一さん
天帝妖狐
今日も飽きずに乙一さんの本読んでいます。最近、通勤中は乙一ワールドです。
「A MASKED BALL」がとてもよかったです。
校舎のはずれにあるトイレにタバコを吸いに行っているうちに
「ラクガキスルベカラズ」という落書きが…
これがきっかけで、5人の落書き交流(?)が始まる。
びわ子も高校3年生の世界史の授業を特別教室で受けている時、座っている机に落書きがありました。何気なくその落書きにコメントを書くと次の週には返事があってしばらくやりとりが続いていました。その時のことをチラッと思い出しました。このお話みたいに怖いことにはなりませんでしたが。
「天帝妖狐」は怖いですね。同じ本に収録されているのに、同じ作者が書いたという感じのしない違った怖さがありました。
読み終わって、これって映像化しちゃだめだな。なんて一人で思っていました。
人間の想像力は豊かです。絵のない文字だけの恐怖は人にいっそう恐怖の世界を見せてくれるように思います。
寿太郎さんにTBさせてもらいました。
続きを読む2005年08月30日
2005年08月27日
暗黒童話
暗黒童話
今日も乙一さんです。これはホラーですね。
人間の言葉を話せる鴉と両目を失くした少女の童話から始まるこのお話。
本筋の所々の童話がはいっているのですが、怖くて物悲しいお話です。これだけでも短編として成り立つのではないでしょうか。
本筋の片目を失ったショックから記憶喪失になってしまった少女、菜深。事故の前後では性格もまったく変わってしまい自分の居場所をなくしてしまいます。そんな時に受けた移植手術。新たに手に入れた目には提供者の目の記憶が…。
ラスト分かっていたのにやっぱり騙されてしまいました。それも2度も。
これだから、乙一さんにはまってしまうんですよね。
ゆうきさんにTBさせてもらいました。
2005年08月26日
夏と花火と私の死体
夏と花火と私の死体
乙一さんのデビュー作です。
解説でも書かれていますが、これが16歳の少年が書いたものですか驚きですね
親友に殺された9歳の少女、五月の視点で進むストーリー。死体を隠そうとする兄の健と妹の弥生。死体を見つからずに隠すことは出来るの!?五月は誰かに見つけてもらうことは出来るの!?
ホラーなんだけど、ゾクゾクと背中を走るような寒さは感じさせない読みやすい作品です。親戚のお姉さん、緑さんのお話で別に本を書かないですかね。彼女のお話が1つ出来るような不思議な感じの人でした。
一緒に収録されている「優子」途中どちらが狂っているんだろう?と正常者と異常者の境がぼやけてしまったような不思議な感覚がありました。
KAKUREN-BO REPORT さんにTBさせてもらいました。