2006年02月
2006年02月21日
フユカ(3)
入社時期が少しずれていたという理由もあって、中々みんなに馴染めきれていないフユカが動きました。
どうやらターゲットを1人に絞ったのです。
ターゲットに選ばれたのは、4月1日に入社したサトミちゃん!
彼女はユキコちゃんの学校の後輩&社内で1番若いということもあって、みんなにとても可愛がられていました。
そのサトミちゃんにベーーーーッタリ張り付いてしまったんです。
サトミちゃんがトイレに行けば後からついてくる。
サトミちゃんがお昼におにぎりを買えば同じ物を買い、同じ飲み物を飲みました。
そして、サトミちゃんが帰ろうとするとフユカもあわてて後を追うように帰って行きました。
背の高いフユカが160cmのサトミちゃんの後をついて歩く姿は目立ちました。
傍から見ていてすごいストーキングだね!と話していたらもっとすごかった。
以下サトミちゃん情報
出社してくると今日の帰る時間とその後の予定を確認される。
サトミちゃんが通っている整体にわざわざ遠回りをしてフユカも通い始めた。
フユカが嫌いだといっていたキャラクターグッズをサトミちゃんが好きだと知ると持ち物がそのキャラクターグッズにはやがわり。
すぎーく節約しているみたいなのに、サトミちゃんが脱毛に行き始めたら同じ所に行きだした。
ちょと休憩しに席を立つと必ずどこからともなくフユカがついてきた。
すぐに同じ髪型をまねする。
仕事中に手が空くとそばに来てずーっとはなしかけてくる。
などなど、他にもいっぱいあるようです。
あまりにもべったりとくっついてきたり、まねをするので
とうとうサトミちゃんは先月胃カメラ飲んでました。
ストレスで胃炎になっていたそうです。
このままだと胃潰瘍になってしまうということで、
今は上手にフユカと距離を置いて生活しています。
2006年02月20日
フユカ(2)
4月25日に無事、フユカは入社しました。
私達の会社ではお昼は20代の子はかたまって食事をしています。
もちろんフユカも一緒にお昼をとっていました。
はじめて彼女に会った後、他の子達の中で一番辛口なナオミちゃんがフユカのいない所で言ったのを今でも覚えています。
「歯茎を見せる人は裏表があるから、私はフユカを信用できない!」
これを聞いた他の子達は、人見知りが激しいナオミちゃんが馴染めないかもという不安から口にしたと思いました。その時は…。
実際は歯茎をみせて笑う人がみんなそうではないでしょう。
フユカのあやしい雰囲気を敏感に感じ取ったナオミちゃんがたまたまそういっただけなのでしょう。
ですが、今私達の間では『歯茎』=『裏表』になるほどです。
フユカを一発で見抜いたナオミちゃんはすごいですが、フユカの方がすごかった。
今現在は、ナオミちゃんの予想を上回るほどのヤバサを発揮しています。
セント・ニコラスのダイヤモンドの靴
セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴
久しぶりに読んだ御手洗シリーズ。
そして、この作品はあの「占星術殺人事件」の直後にあった事件ということになっています。
ある日、フラッと現れた話好きな女性、高沢秀子。
知人の折野郁恵の話をし、あの有名な名探偵にも会えたしさあ帰ろうとすると、
「これは大事件ですよ」という御手洗。
さぁ、石岡君を伴って事件解決に動き出す。
御手洗シリーズにしては軽めでしたね。
気合を入れて読み始めなくても、サラサラと読める感じです。
だからと言って、つまらない訳ではありません。
あいかわらず(?)のあのコンビ。
フフフッ、、、いいですね。
2006年02月19日
フユカ(1)
フユカにはじめて会ったのは、1年前の今頃でした。
175cmの彼女はパンツスーツに身を包み面接に現れました。
ちょっと疲れた感じのフユカは実際より年上に見えたのを今でも覚えています。
面接後、すぐにフユカは4月入社が決まりました。
同じ時期に他に3人の入社が決まっていました。
私は人事として4人の入社を準備して待っていました。
4月1日入社予定日だったフユカですが、突然に引越しなどの都合により4月25日入社に変更になりました。
フユカの最初の不思議行動です。
本人が4月1日は無理と言うことで、希望通りの4月25日入社となりましたが未だに謎が残っています。
それは、結局引越しはしなかったのです。
というか、彼氏の家に転がり込んだそうです。
それでは、それまで何をしていたのでしょうか?
本人は一度名古屋の実家に帰ったといっていましたが、
入社後の書類には実家は横浜になっていました。。。
上司との予想では、前職を退職後海外旅行にでも行っていたのではないかと思います。
ま、これはいまだに謎のままです。
その後もフユカの不思議行動は続きます…。
2006年02月15日
けものみち
ドラマの原作はつい読みたくなってしまいます。
病人の夫を殺し、新しい生活を手に入れた民子。
新しく手に入れた生活は金に困る事はないが。。。
鬼頭老人のおもちゃにされながらも将来への自由と金を夢に見て、毎日を耐えていく民子。
民子は鬼頭邸で過ごすうち、老人の力と恐ろしさを知っていく。
ドラマとは設定が少し違うようです。
民子はジュエリーデザイナーではないし、
久恒はあんなにかっこよくないしね。
ドラマのラストはどうなるのかな?
昔の作品だからしょうがないのかもしれないが、
「黒革の手帖 (上巻)」でも気になったけれど、ラストが女って馬鹿だなぁって思う描かれ方をしている。
結局は女より男の方が一枚上手だぞ!って言われているように感じる。
気のせいかな?
松本清張の他作品はそんなことないのかな?
2006年02月13日
2006年02月09日
東京下町殺人暮色
刑事の父と二人暮らしの順と親友の慎吾が近所でおこったバラバラ殺人事件の解決に動き出す!
13歳の2人は探偵業以外にも、授業に部活と大忙し。
探偵業に専念できないのを嘆く慎吾だが、中々の名コンビ。
バラバラにされた死体。
死体の一部があちらこちらで発見。
犯人からの連絡。
模倣犯―The copy cat (上)
↑思い出しちゃいましたよ。
バラバラのピースが集まってみると…違う方向にながれだしちゃいました。
順君がとってもがんばってましたよ。
2006年02月08日
凍える牙
深夜のファミレスで突然燃え出した男。
昔その男の仲間達が次々に獣に噛み殺されていく。
犬よりも狼の足跡に近い牙と足跡。
一体、誰が何の目的でやっているのか。
この事件を追う刑事達のなかに女性刑事が1人。
彼女は1年前に離婚し、男社会である警察組織の中で必死に自分を保ちながら強くなっていこうとしている。
そんな彼女がこの事件の獣に強く惹かれ強く願ったことは。
男女平等といわれる世の中。
しかし、実際は中々難しい。
未だに女は男の後ろをついてくればいい!女はでしゃばるな!と思っている人もいれば、
間違った男女平等で女性を苦しめている人もいる。
お互いの性をよく理解した上での男女平等は中々難しいんですね。
今まで男ばかりだった世界に女が入っていくことは、女性ばかりでなく男性にとっても大変な事。
本当の男女平等にはもう少し時間がかかりそうです。
音道刑事も頑張りすぎずに、ちょっと肩の力を抜いてみれば上手くいくこともあるかもね。
話が脇にそれてしまった。
この作品は、ある男と1匹の獣の強い絆と深い愛情が描かれています。
そして、人間は1人だけれども誰かの支えなしでは生きていけないのだと感じました。
私もいろんな人に支えられています。
私も誰かを支えて生きたいです。